普段の生活のなかで栄養分析ができるおすすめの方法

栄養バランスの取れた食事がしたいと思っているものの、栄養に関する知識が少なくて困っているという人もいるのではないでしょうか。ここでは、そんな人の悩みを解消するのにも役立つような手軽にできる栄養分析のチェック方法について、私自身の体験も踏まえながら、具体的にお伝えしていきます。

普段何気なく手に取っている食品の見方が変わるきっかけになればと思います。

食品のパッケージの「栄養成分表示」に目を通そう

私は特に栄養に関して専門的に学んだ経験があるわけではないのですが、日頃の生活において栄養分析や栄養成分のチェックができるように工夫しながら暮らしています。いちばん身近な栄養関連の情報が記載されたものとしては、食品のパッケージが挙げられます。

スーパーなどで販売されている加工食品のパッケージは、分かりやすい部分に栄養成分表示が記載されているのです。栄養成分表示の記載は、食品メーカーに義務付けられているので、普段の生活で手にする加工食品であれば、製品自体を見れば栄養価が分かります。

パッケージの裏面に記載されているケースが多いですよ。

「栄養成分表示」でチェックしたいポイントとは?

食品パッケージに記載された栄養成分を見ていると、食品によって記載されている項目に差があることが分かります。栄養素は多岐に渡るため、表示が義務付けられている栄養素もあれば、義務付けられていない栄養素もあるのです。

パッケージに記載する必須項目としては、たんぱく質、脂質、炭水化物、及びナトリウムが挙げられます。また、エネルギーに関しても、必ず表記が必要とされています。たんぱく質、脂質、炭水化物は、三大栄養素とも呼ばれる身体をつくる上で欠かせない成分です。

ナトリウムは、食塩相当量に換算して記載されています。高血圧など、病気のために塩分量を控えたい人にとっては、とても役立つ情報ですよね。今現在は、特に疾患を抱えていない人であっても、健康を維持するためにはぜひチェックしたい項目です。

食品のパッケージにさらに丁寧に目を通そう

加工食品の場合、栄養成分表示と合わせて、原材料名や製品に含まれるアレルギー物質に関する情報も記載されています。原材料の欄には、原産地に関する情報が記載されていることも多いので、より安全性の高い食品を選びたい人は、そういった点にも注目してくださいね。

安心安全な食生活を維持するために欠かせない情報をコンパクトにまとめた食品パッケージにさらに丁寧に目を通すと、食品選びの目が養えることでしょう。

お菓子のパッケージを見て気付いたこと

私はおやつを食べるのが好きなので、スーパーやコンビニでもお菓子を購入する機会が多いです。嗜好品の摂取量が多くなり過ぎないように注意するとともに、栄養成分表示も意識してチェックするよう心掛けています。ここでは、お菓子のパッケージを見ていて感心したこと、気づいたことに関してお伝えしていきます。

エネルギーに関しては、1袋あたりのエネルギーが記載されているものもあれば、1食あたりの目安量のエネルギーが記載されているケースもあります。総量を見ると驚いてしまうようなエネルギーであっても、実際に食べる量を考えると、さほどエネルギーが高くはないというお菓子もあることが分かりました。

また、栄養成分表示の必須項目とされている脂質や炭水化物に関して、より詳しい情報が記載されている製品も多い点には、とても感心しました。例えば、ブルボンのミニルマンドの場合、脂質の総量と共に、脂質のうち飽和脂肪酸が占める量が詳しく書かれています。

動物性の飽和脂肪酸は、脂肪の摂取量のうち3割程度に留めた方がよいとされています。飽和脂肪酸がどれぐらい含まれているかがちゃんと分かるように記載してあるので、健康的なおやつ選びをする上でも役に立つな、と思いました。

また、ミニルマンドには、炭水化物に関してもより詳細な情報が載っています。糖質と食物繊維を分類して書いてあるため、腸活にも良いと言われる食物繊維が意外と含まれていることが分かって、参考になりました。

ヘルシーな海藻類のパッケージを見て気付いたこと

私はより栄養価の高い食事をしたいと考えるようになってから、海藻類を常備するようになりました。海藻類の栄養成分表示を見て改めて感心したのが、海藻類のエネルギーの低さとカルシウム量の多さです。カルシウム摂取には乳製品が良いと思っていましたが、海藻類からも摂取しやすいと分かって、カルシウム摂取方法の幅が広がったのは、大きな収穫でした。

また、塩昆布やととろ昆布などは、ヘルシーなイメージも強い一方で、意外と調味料も沢山使われているということが分かりました。例えば、とろろ昆布には、醸造酢や砂糖、でんぷんが使われているため、糖質や食塩相当量も結構多いです。

愛食中の無添加のとろろ昆布の場合、含まれている炭水化物のうち、糖質と食物繊維の量がほぼ同じぐらいです。甘めの味付けにしてあるからこそ食べやすいんだろうな、と思いました。ヘルシーだからと言って、食べ過ぎるのは厳禁だと気付きましたので、適量の摂取を心掛けています。

『栄養分析って何?栄養分析にかかる費用や利用するメリット・デメリット、注意点を解説』

生鮮品や食事全体の栄養を知るにはどうすればいいの?

生鮮食品などの栄養分析については、無料で栄養計算ができるサイトを活用しています。栄養に興味を持ち始めた時に、ネット検索してみて、栄養計算のサイトの充実ぶりに感心しました。最近は、スマホで気軽に栄養分析ができる便利なアプリも増えているので、アプリもダウンロードしています。

栄養チェックの都度パソコンを開くよりも、アプリひとつでチェックできると、とても手軽でいいな、と思っています。特にお気に入りのアプリが、カロミルです。このアプリが画期的だと感じている点が、食事の写真を撮るだけで、AIが食事内容を自動解析して栄養分析の結果を表示してくれるというシステムが搭載されている点です。

写真を写すだけで時短でチェックができるので、忙しい時でも面倒に感じることなく、継続して栄養バランスの分析ができるようになりました。外食メニューにも対応していて、より正確に栄養成分を知ることができて満足しています。

『栄養分析とは?成分表示の見方や計算方法を徹底解説!』

栄養分析の手がかりになる身近なものを活用しよう

栄養バランスを分析するには、まずは食品のパッケージに記載された情報をきちんとチェックする習慣をつけることが大事です。栄養成分表示の欄には、エネルギー量や塩分相当量といった健康面を左右する重要な情報を中心に必要な情報がまとめられています。

また、食品の栄養関連の情報をより幅広く知りたい場合には、栄養計算サイトや健康管理アプリを活用すると便利です。